無題

記憶、売ります シナリオ概要

PL数：6人〜リミット：2　プレイ時間：不明　推奨Lv：1〜2

イメージソング：色彩（オルゴールアレンジ）

【トレーラー】記憶、売ります ある日、貴方はふと、こんな広告が電柱に貼ってあるのを見つけた。 “つらい記憶、悲しい記憶、悲しい記憶、すべて売ってください。” “あなたが、楽になれるお手伝いをさせてください” “報酬は、要相談” “連絡は、「記憶買い取り屋」まで” ある日、万神殿で、貴方は任務を受けるだろう。 “町で原因不明の記憶喪失事件が起きている” “何もかもを亡くし、夢の中で自分すら失って、” “廃人と化しているものが出ている” “至急解決せよ” 何もかもを忘れて、幸福になるのか　 忘れずに、抱えて潰れていくのか 「あなた」が出す結論は…… 背景 事件は、パンドラが犯人である。 しかし、この事件の裏には、どうしても人が忘れたい記憶、苦しい記憶、人の忘却に抗う苦痛を軽くして、受け入れるときが来るまで預かる、そして、自身の欲求を満たすために夜な夜な盗んでいた　アルセーヌ・ルパンがいた。 彼自身は、万神殿に目を付けられぬようにひっそりと、それでいて大胆に“買い取り屋”を営んでいたが、パンドラが出現したことで関係してしまう。 シナリオ導入 貴方達は、町に貼られた「記憶買い取り屋」というよくわからないチラシを見つける。あれは一体なんだろう、と思ったが、よくあるいたずらにしか思えず、そのままスルーしてしまう。 だが、万神殿に呼び出され、前述の記憶喪失事件を知らさせた。 どうやら、貴方の町に神話生物が潜み、活動し始めたらしい 万神殿の調査の結果、「記憶買い取り屋」と名のついたものが怪しいとわかった。 貴方達、運命共同体はその記憶買い取り屋を知らべに向かうことになる。 そして、現場にはあらかじめ、一人の神子が向かっているため、合流するように、と教えられた。 展開 「記憶買い取り屋のチラシ」→PC2↓ 「街を行く怪しい影」→PC4→→→PC1 　↓ 「怪盗」 NPC　鴻　瑞穂　→「連続意識不明事件の真実」 　　浦浪　滴 導入 「はじめまして、」と一人の神子は挨拶をした。どうやら、彼・彼女は先に調べていた神子だ。彼は、調査の結果、このようなものが見つかったと知らせてくれた。 「記憶買い取り屋のチラシ」・「街を行く怪しい影」 PC予言 PC1 貴方は町で「記憶買い取り屋」のチラシを見かけた。非常にうさん臭かったが、いったい何があるというんだろうと興味も抱いていた。 貴方の任務は「記憶買い取り屋の正体を知る」だ。 真実 貴方は実は過去に「記憶買い取り屋」と出会っている。彼は、貴方の事情を知ると、わずかな笑みと共に「私は、貴方の記憶を買い取ることができません。あなたはそれを抱えて、それでも生きていくことができるのですから」と消えていった。その時のことは盗まれていたかのように忘れていたが、任務を受け、思い出した。彼が到底今回の事件と関係しているようには思えない。 この真実が公開されたときに「黒インガを一つ取り除くか、自属性のインガを一つ追加することができる」 トリガー PC2とPC4の真実が公開された状態で「怪盗」の真実が公開される PC2 貴方は町で「記憶買い取り屋」のチラシを見かけた。非常にうさん臭いが、身近でお世話になった人もいるらしいと噂に聞いた。 貴方の任務は「チラシの記憶買い取り屋の正体を知る」だ。 真実 貴方は実は、チラシの「記憶買い取り屋」に出会い、彼女にとても辛かった記憶を売っている。しかし、なぜかその辛かった記憶が何だったのかまるで思い出すことができない。優しい、それでいてわずかに狂った微笑みを浮かべる彼女は一体何者なんだろう。 「あなたの記憶、辛い記憶抱えているのが苦しいなら、この箱に仕舞ってあげます。大丈夫、きっと思い出すことなどないわ。すべてなかったことになるの」 この真実が公開されたときに、貴方は変調「恥辱」を受け好きなインガを2つ置くか、黒インガを1つ置き、好きなインガを1つ置くことを選ぶ。

トリガー：「記憶買い取り屋のチラシ」の真実が公開される

PC3 貴方は親神から「記憶買い取り屋」について話を聞かされた。どうやら神話生物が関係しているらしい。決して許してはならない所業だ 貴方の任務は「記憶買い取り屋を倒す」ことだ。 真実 貴方は後悔していることがある。それは、友人の神子の一人が「記憶買い取り屋」に記憶を売ってしまうことを止められなかったことだ。今はすべて忘れて死んだように眠っている友人は、あなたのこともすべてなかったことになり、親神も悲しんでいる。 あなたは記憶買い取り屋を名乗る人物から、友人の記憶を取り戻すことを胸に誓っている。 この真実が公開されたときに決戦時に1度ダメージが術式、攻撃関係なく+1ｄ6される

トリガー：自属性のインガが2覚醒する

PC4 貴方は親神に「記憶買い取り屋貴方は町で「記憶買い取り屋」のチラシを見かけた。非常にうさん臭かったが、いったい何があるというんだろうと興味も抱いていた。 貴方の任務は「記憶買い取り屋の正体を知る」だ。 真実 貴方は一度、記憶買い取り屋と思わしき、姿が夜の町を駆けていくのを見かけたことがある。追いつくことができなかったが、彼は、まるで怪盗のようだった。 この真実が公開されたときに「怪盗」が調査可能になる

トリガー：「街を行く怪しい影」の真実が公開される。

PC5 貴方は親神から「記憶買い取り屋」について話を聞かされた。どうやら神話生物が関係しているらしい。決して許してはならない所業だ 貴方の任務は「記憶買い取り屋を倒す」ことだ。 真実 貴方は、未来を垣間見てしまった。仲間たちが、次々と倒れて行ってしまう光景を！その胸からはころころと宝石のようなものが零れ落ちて行っている。このままでは、この光景は実現してしまうだろう！ この真実を2サイクル終了時までに公開することでマスターシーン「奪われたもの」の発生を止めることができる。 トリガー 自分から他のPCに向けて思いを1点獲得する 調査 「記憶買い取り屋のチラシ」 町の至るところに貼られているチラシ。不思議と電話番号など連絡先は書いていない。いったいどうやって連絡しろというのだろう…？

真実：どうやら、このチラシを見て、悲しい記憶、辛い記憶を抱えているものの前に記憶買い取り屋は現れるらしい。月夜を背に現れるという「彼」はまるで、人ではないようだと、あった人は口にするだろう。そして、神子である君たちは気が付くことができる。どうやらチラシはあなたたち神子をごまかし、何事でもないかのように見せかける術式がかかっていた。　好きなインガを1つ増やすことができる

トリガー：自由公開

「街を行く怪しい影」 夜の街を駆けていく不思議な影が現れるという都市伝説がある。一見して、記憶買い取り屋とは関係ないただの都市伝説のようだが…

真実：怪しい影は、常に記憶を売る人のところに現れるらしい。彼が、記憶買い取り屋とみて間違いないだろう…。

真実が公開されるとマスターシーン「悲鳴…？」が発生する

トリガー：強制公開

「連続意識不明事件の真実」 どうやら、記憶買い取り屋と思わしきものは二ついるらしい。どちらかが、偽物なのだろうか。 真実 この町に記憶買い取り屋は二つ存在する。一人は黒いマントをたなびかせた怪盗らしき男。そして、もう一人は憂鬱な顔をしている箱を持った女。どちらが本物なのだろうか？

トリガー：自由公開

「怪盗」 黒いマントをたなびかせた、怪盗のような存在。いったい、何者なんだ…？ 真実 彼は「アルセーヌ・ルパン」　稀代の怪盗であり、それでいて、神話生物としてこの町で記憶買い取り屋を営んでいた。 「人の記憶は美しい。そう、稀代の煌めき豊かな海の色を孕み尚、軌跡を描く光を重ねもつ。だからこそ、許せないのですよ。自分ひとりではどうしようもないことで悩み苦しみ、その色を濁らせてしまうことが。だからこそ、私は、記憶を買い取り、そして、その色がもとに戻るまで預かっているのですよ。ああ、ですが、彼女はダメだ。彼女は見境なしにすべての記憶を奪ってしまう。それは美しくない。　だからこそ、私は今回あなたたちに味方しようと思います　その後はご自由にしてくださって構いませんよ。見つかるまで、と自分自身に貸していたルールですから」 アルセーヌ・ルパンはあなたたちに協力をしてくれるようだ。介入属性は応援である。 尚、交流は可能である。

トリガー：PC1の秘密が公開されている。

NPC 鴻　瑞穂 もともとはセキセイインコ。獣の子であり、この町に先行して調査に入っていた。人一倍熱心だが、なぜか、時々、苦悶した顔をすることがある。何か知っているのだろうか…

真実：彼女は誰かに記憶を取られてしまった。失った記憶は確かに辛いものだったが、大切な記憶だった。彼女はその記憶を取り戻したい。

「私は思い出したいの！大切な、大切だったはずの、悲しい記憶を　私の胸から、コロコロと零れ落ちていった、青い宝石の記憶を！」 この真実が公開されたことで「連続意識不明事件の真実」が調査可能になる。

トリガー：自由公開

浦浪　滴 非常にはかなげな女性。物憂げな顔がよく似合うが…どうやら記憶買い取り屋にすべての記憶を売ってしまったようで、中身は何もないように思われる。

真実：彼女は神話生物のパンドラだ。彼女は、皆が苦しんでいる記憶や辛い記憶をすべて、自分の箱にしまい、人類を救おうとしている。だが、彼女の箱にしまうほどの記憶は、結果、すべての人類の記憶を入れても足りないだろう。

彼女は、今の君たちが全ての記憶を失っても、世界が救われれば問題ないと思ってしまっている　早く止めなくては！ 真実が公開されると偵察判定時の本体効果が1人分だけ無効化されます

トリガー：PC全員の真実が公開されている

マスターシーン 「悲鳴…？」 「きゃあ」と高い悲鳴が君たちの耳を打った。 駆けつけると、あなたたちの傍をすり抜け逃げる黒いマントをまとった影と、へたり込む一人の女性がいた。 彼女は大切そうに箱を抱えて、貴方達を見ると、わずかに安堵したかのような笑みを浮かべた。 「ありがとうございます……すみません、感謝の言葉は覚えていました……私は、……私は、浦浪　滴　それ以外は、すべて失ってしまいました……」 「浦浪　滴」が調査可能になる。 パンドラ　Lv3 人、女　耐久45 攻撃値　3　　防御値　3 パンドラの箱 偵察を行ったPCは「絶望」の変調を受ける 人類の災い 乱戦ラウンドの1ラウンド目終了時に黒の領域にインガを一つ配置する。乱戦ラウンド2ラウンド目終了時には黒の領域にインガを2つ配置する 放たれた災厄　1 術式　　　災害・闇・病気・呪詛　耐久19

攻撃値　-1　　防御値　0　　判定：日常

箱の中身　PC全員は 「絶望」・「憤怒」・「臆病2」・「堕落」・「恥辱」・「重傷2」のいずれから1つ選び、その変調を受ける 魅了　1 術式　　　呪詛　耐久6

攻撃値　2　　防御値　-1　判定：愛

PC全員変調「堕落」を受ける。堕落をすでに受けている場合、「恥辱」を受ける。堕落と恥辱を受けている場合は黒の領域にインガを二つ配置する 落雷　2 術式　　　災害　雷　空　耐久10

攻撃値　+1　　防御値　0　判定：霊力

欄外にいない全員の生命力がパラグラフの点数×3点減少する。その後白のインガを一つ増やす 悪霊の群れ　1 攻撃　　　独立　呪詛　闇　耐久13

攻撃値　+1　　防御値　-1　判定：霊力

威力　1ｄ6+1 黒属性ではない神子全員を対象とする