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はこにわ(七日空さん)|TRPGセッションログバンク

aoringo tools

aoringo作成のTRPG中心ツール置き場


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はこにわ(七日空さん)


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どどんとふ:全チャットログ削除が正常に終了しました。

どどんとふ:このサーバでは24.0時間以上ログインすると接続が切断されます。

ひよんとふ:「七日空」がひよんとふからログインしました。

KP:ひよひよ  いらっしゃい!PL様は雑談へどうぞ

七日空:これでいいのかな……?

KP:ひよんとふってチャットのタブ見れるんだろうか

 : 

 : 

 : 

 : 

 : 

 : 

 

 : 

 : 

 : 

 

 :  □■── CoC Scenario「箱庭の鍵」 ──■□

 : 

 : 

 : 

 : 

 :きみの意識は暗闇と静寂から始まる

 :全く音がない世界できみは目を覚まします

 :まだ頭の中がぼんやりして何一つわからない

 : 

 :そう、自分が誰なのかすらも

 : 

 :さて、もう身体が動くようです

 :まずきみは何をしますか?

 :/

七日空:取り敢えずゆっくり目を開けて、周りの様子を窺います。

 :目覚めたそこは、地平線まで空も地面も白い世界が広がっている。

 :扉がふたつ、まるで地面から生えているように立っているのが分かる。

 : 

 :ひとつは

 :この世界に溶け込むような白い扉

 :ひとつは

 :この世界に反抗するような黒い扉

 : 

 :ふたつの扉は3mくらい離れて向かい合うように立っています。

 : 

 :きみは、自分の爪の形を覚えていますか?

 :手や足に、特徴的なほくろや傷はありますか?

 :それらは、白い空間で起き上がったきみと一致していると考えて構いません。

 :/

七日空:点呼開始!

KP:準備完了!(1/3)

くろほし@見学:点呼開始!

KP:準備完了!(1/1)
全員準備完了しましたっ!

七日空:起き上がって、何となく手を開いたり閉じたりします。
手には傷がいくつもついてて、爪は細長い。
足は特に何もないです。普通の足。

七日空:自分の手足が動くのを確認したら、黒い扉に近づきたいです。
てちてち。

 :問題なく、手は動く。その手は君が思うようなそれだ。勿論、足も。

 :黒い扉にはノブも鍵穴もありません。/

七日空:変な扉、って思いつつぐいっと扉を押してみます。
押したら開かないかな~みたいな。

 :ぐっ。

 :触れてみると、ひんやり冷たく、木のような石膏のような、不思議な感触がします。

 :開きそうにないですね。

七日空:開かないや、とちょっと溜め息。
耳を当てたりしたら何か聞こえたりはしないです?

 :ぺた。耳を付けてみても何も聞こえないでしょう

七日空:もしかしてこっちからじゃ駄目なのかな、って考えて白い扉の方も確認しに行きます。
触り心地とか、押したりした時の感じは一緒なのかな……。

 :そうですね、触り心地は同じです。と、

 :きみの後ろで、キン…とガラスを打ち鳴らしたような高く澄んだ音が響く。

 :振り返ると『鍵』が落ちています。

 :真っ白な鍵で、よく見ると数字の『4』という文字が刻まれています。

 :/

七日空:近づいて拾ってみて、まじまじと眺めます。
それからそういや白い扉に鍵穴はあったかな、と確認してみます。

 :はい、白い扉を見てみれば、鍵穴があります。

七日空:『4』の数字がちょっと気がかりだな、と何となく鍵を見てから差し込もうとします。
開くかな?

 :鍵は、白い扉の鍵穴にピタリとはまります。

 :そのまま回すと、ガチャリと鍵が外れた音がします。

七日空:扉を開けて中に入ります!

 :扉を開くと、そこには部屋が広がっています。

 :10m×10mくらいの大きな部屋です。

 :ばらばらに本棚が配置され、床には絵本のページや玩具が足の踏み場もないほど散らばっています。

 :部屋の中央には紗の天蓋が丸くかかっています。

 :天蓋の中では、ゆりかごが揺れているのがうっすらと見えるでしょう。

 :本棚には、背表紙を見る限り、児童書や絵本が詰まっているようです。

 :さて、きみはこの部屋へ足を踏み入れた。

 :きみは足元の玩具に爪先をひっかけてしまいます。

 :玩具がけたたましい音を鳴らした次の瞬間、天蓋から耳をつんざくような轟音が鳴り響きます。

 : 

 :それは、泣き声です。

 : 

 :驚愕・怒り・恐怖。それらが濃密に詰め込まれた騒音が、ガンガンと頭の中を反響し掻き乱すでしょう。

 :恐ろしさに触れて、きみは自分の精神力・心の強さがどのくらいであったかをはたと思い出します。

 :POWの値を決定します。3D6を振ってください。

七日空:3d6
Cthulhu : (3D6) → 13[3,4,6] → 13

 :ではその値で[0/1D3]のSANチェックを行います。

 :65ですね。【CCB<=65】でどうぞ

七日空:CCB<=65
Cthulhu : (1D100<=65) → 52 → 成功

 :そして、轟音によって揺れた本棚から、本や玩具がバラバラと落ちてきました。

 :さて、ここで質問です。

 :きみはこれを避けるだけの運動能力を持っていましたか?

 :きみは【回避】もしくは【跳躍】の技能を使うことでこれを避けることができます。

 :/

七日空:運動能力はあります!そんな気がする!

 :ふむ。では、回避と跳躍、どちらが得意でしたでしょうか?

七日空:回避だと思います!

 :では、思い出してください。きみはどんな速度で走ることができ、またどれだけ指先を器用に動かすことが出来ましたか?

 :DEXの値を決定します。3D6を振ってください。

七日空:3d6
Cthulhu : (3D6) → 14[4,6,4] → 14

 :では、【CCB<=(14*5)】をどうぞ。

七日空:CCB<=(14*5)
Cthulhu : (1D100<=70) → 19 → 成功

 :きみは、落ちてくる本や玩具から逃れることができた。当たれば痛かっただろう。

 :ふと気付けば、側に落ちてきた本に文字が書いてあります。

 : 

 :「しずかにしてください」

 : 

 :天蓋の中からは、赤ん坊のぐずる音が聞こえます。

 :足元は散乱しており、普通に歩いたのでは音が鳴ってしまうでしょう。

 :さて、きみは物音を立てず、静かにひっそりと歩くことができましたか?

七日空:出来ないと思います……。
多分ばたばた音を鳴らしてしまう……。

 :では、【忍び歩き】の初期値でロールしてください。初期値は10ですね

七日空:CCB<=10
Cthulhu : (1D100<=10) → 72 → 失敗

 :きみはまた、玩具に足をひっかけてしまい、けたたましい音を鳴らしてしまいます。

 :轟音のような泣き声に襲われ、頭が揺さぶられるでしょう。

 :[0/1D3]のSANチェックを行います。

七日空:CCB<=65
Cthulhu : (1D100<=65) → 65 → 成功

 :ピタリ賞

 :今後、移動や技能判定を行う際に【忍び歩き】のロールを行っていただきます。

 :さて、きみはこの部屋で、何をしますか?

 :/

七日空:揺りかごの方に近づいて、赤ん坊の様子を見に行きたいです。
またばたばた鳴らしそうだけど……気になっちゃう。

 :わかりました。では、【忍び歩き】を初期値(10)でどうぞ

七日空:CCB<=10
Cthulhu : (1D100<=10) → 67 → 失敗

 :まだ、轟音のような泣き声が響く。

 :[0/1D3]のSANチェックを行います。

七日空:CCB<=65
Cthulhu : (1D100<=65) → 89 → 失敗

 :【1d3】をどうぞ

七日空:1d3
Cthulhu : (1D3) → 3

KP:きみのSAN値が3減少しました。 (SAN:65->62)

 :3度めの轟音に、きみの頭は揺さぶられる

 :それでも、何とか天蓋まで近づくことができた。

 :赤ん坊は常にぐずついているようで、布の向こうからは今にも泣き出しそうな声が聞こえます。

 :/

七日空:布を捲って、赤ん坊の様子を確認したいです。
多分まだぐずついてるだろうし、あやせないかなって考えている。

 :きみが天蓋を開けると、中に揺り籠があります。側に行くと、赤ん坊の姿が見える。

 :だが、その赤ん坊には──頭が、無い。だが赤ん坊の頭があるはずの空間からは、確かに、声が響いていた。

 :SANチェックです。[1/1D3+1]になります。

七日空:CCB<=62
Cthulhu : (1D100<=62) → 84 → 失敗

 :【1d3+1】をどうぞ

七日空:1d3+1
Cthulhu : (1D3+1) → 1[1]+1 → 2

KP:きみのSAN値が2減少しました。 (SAN:62->60)

 :きみは驚いたことだろう。――だが、赤ん坊は確かに泣いて、ぐずついている。

 :けれどふと、床に散らばったページの中に、1枚の手紙が落ちていることに気がつきます。

 :「どうか、絵本を一冊読んであげてください」

 : 

 :本棚には、絵本らしきものの背表紙が並んでいます。

 :床のページは、どうやらその辺りに散らばっているようですね。

七日空:ぎょっとしたけど、そのページと赤ん坊を見てから絵本を取りに本棚に行きます。
元からほっとけないな、と思ってたのでそうすれば泣き止んでくれるかもってヒントがあってちょっと安心したりしつつ。

 :本棚へ向かうのですね。では、【忍び歩き】を初期値(10)でどうぞ

七日空:CCB<=10
Cthulhu : (1D100<=10) → 66 → 失敗

 :赤ん坊の泣き声が、またきみの頭を揺らす

 :[0/1D3]のSANチェックをどうぞ。

七日空:CCB<=60
Cthulhu : (1D100<=60) → 53 → 成功

 :さて、きみは轟音に耐えながら本棚まで辿り着いた。

 :本を抜いてみるが――どうやら、背表紙だけらしい。

 :――ページは、床に散らばっているそれのようです。

 :思い出してください。きみはバラバラの資料を集め、それを整理することが得意でしたか?

 :/

七日空:あんまり得意じゃなかった気がします。

 :では、【図書館】の初期値(25)でロールしてください。

七日空:CCB<=25
Cthulhu : (1D100<=25) → 56 → 失敗

 :シークレットダイス

 :きみはうまく復元できませんでしたが、その後に何冊かの本を試し、『人魚姫』を復元することができました。

 :/

七日空:時間かかってへとへとになりながらも、やっと完成したのに少しばかり達成感を感じつつ、赤ん坊の近くに行ってそれを読み聞かせようとします。

 :はい、移動ですね。

 :【忍び歩き】(10)をどうぞ

七日空:CCB<=10
Cthulhu : (1D100<=10) → 52 → 失敗

 :ーーーーまた、赤ん坊の泣き声がぐわんぐわんと頭を揺らす。

 :それでも、どうにか天蓋までたどり着く。

 :中に入って、読み聞かせを行いますか?

七日空:読み聞かせます!

 :はい。ではきみは、人魚姫を赤ん坊へ読み聞かせます。

 :きみが絵本を読み聞かせ終わると、赤子は泣き止み、ゆったりとした寝息が聞こえ始める。

 :すると、天井から闇が降りてくる。闇は深まりながら徐々に広がり、端から部屋を飲み込んでいく。

 :このままでは扉への道も消えて行ってしまうでしょう。今なら少し急げば間に合いそうです。

 :DEX×5のロールをお願いします。

七日空:CCB<=(14*5)
Cthulhu : (1D100<=70) → 89 → 失敗

 :【跳躍】のロールを行います。きみは、それが得意でしたか?

七日空:得意です!

 :では、【跳躍】を80にしてどうぞ

七日空:CCB<=80
Cthulhu : (1D100<=80) → 69 → 成功

 :きみは闇に飲まれそうだった。だが、

 :その足で床を思い切り蹴り、扉の前まで来ることができた。

 :その扉を開けば、最初の白い世界が、そのままきみの目の前に広がっています。

 : 

 :扉をくぐったきみの後ろで、扉はひとりでに音を立てて閉まりました。

 :同時に、手の中の鍵が砂のように崩れてしまったことがわかるでしょう。

 :もうあの部屋には戻れないことも、同様にきみは理解したはずです。

 : 

 :その時、どこからともなく声が響く。

 :声は、男の様にも女の様にも、若い様にも老いている様にも聞こえる。

 :あるいはそれら全てを混ぜ合わせた様な、不思議な響きできみに問いかける。

 : 

 :『貴方の前には為すべき使命がある。

 : だが、使命は、為せば為すほど貴方を締め上げる。

 : その時、貴方が望むのは

 : 

 : 使命を果たすための剣か

 : 何処までも行く自由を与える翼か

 : 

 : どちらだ 』

 : 

 :声は、きみに何らかの答えを求めているように響きます。

 :きみは、どう答えますか?

 :/

七日空:「使命を果たす為の剣だ」
と、迷いなく即座に答えます。

 :きみがそう答えると、返事の代わりとでも言うように、背後でキン…と高く澄んだ音が鳴り響く。

 :振り返ると、再び白い鍵が落ちている。今度は、数字の『2』が刻まれている。

 :/

七日空:その鍵を手に取って、何となくしっかり握り締めて。
剣となる物が手に入ったら、大事なものを守れるんだろうかなんて考えたりしつつ。
鍵を鍵穴に差し込んで、次の部屋に進もうとします。

 :白い扉の鍵穴に、『2』の鍵もぴったりとはまります。

 :鍵を回して開くと、そこには再び部屋が広がっています。

 : 

 :見回さなくてもわかるでしょう。ここは、マネキンだらけの部屋です。

 :果てしなくマネキンのいる空間が広がり、迷路の様になっています。天井や部屋の端は暗く、よくわかりません。

 :マネキンは多種多様で、色々な見た目のものがいます。

 : 

 :新聞を読んでいるサラリーマン風のもの。

 :白衣を着て大きな薬棚を整理しているもの。

 :工具箱を傍らに置き、何かを作っている職人風のもの。

 : 

 :共通していることは、そこにいる全てのマネキンに──顔がないことでしょう。

 : 

 :/

七日空:「不気味だな」
と口に出してしまいながら、新聞を読んでるサラリーマン風のものに近づいて何となく眺めます。
それから触って動かそうともしてみたいです。

 :それとなしに、サラリーマン風のマネキンを眺める。動かそうと思えばそれもできそうだ。さて、

 :きみは、何かぴんとくるものを目で探すことは得意だったでしょうか。

 :/

七日空:得意です。よく探し物をしてた気がします。

 :では、【目星】を80にしてどうぞ

だれか:CCB<=80
Cthulhu : (1D100<=80) → 85 → 失敗

 :きみは、なんとなくマネキンを眺めたり、動かしたり。

 :特にこれといったものは見つけられなかった。

 :【幸運】をどうぞ

だれか:CCB<=65
Cthulhu : (1D100<=65) → 51 → 成功

 :腕を動かしたりしている内に、ふとそのマネキンが持っている新聞に目が行く。

 :新聞の文字は大部分がぼやけており、日付も、内容も判別することは出来ない。

 :だが、その中で、2つの文字だけがくっきりと見て取れる。

 : 

 :「事故」「火災」

 : 

 :この2つの文字を見た途端、きみは急に頭の奥がズキズキと痛み出す。

 :どんどん、痛みが酷くなる。このままではまともに動くことも、考えることも出来ない。

 :この頭痛を抱えたままでいると、30分後、【幸運】ロールを除くあらゆる判定に-40%の修正が付与されます。

 :すぐに対処方法を探し出すことができれば、なんとか症状を治めることができるでしょう。

 :/

だれか:薬棚を整理しているマネキンに近づいて、いい薬とかがなさそうか探してみようとします。
薬とか詳しくない気がするけど!

 :きみは、薬の並んだ大きな棚を見つけることができる。

 :しかしずらりと陳列された壜にはどれも長いカタカナ名が羅列されており、大小様々に規則性がなく混じり合っていて、どれが頭痛薬か皆目見当がつかない。

 :さて、きみは薬に関して、専門的な知識を持っていましたか? 詳しくは、ないのでしょうか

だれか:詳しくないです!

 :わかりました。では、【幸運】をどうぞ

だれか:CCB<=65
Cthulhu : (1D100<=65) → 29 → 成功

 :知識のないきみは、手当り次第に薬を飲むしか無い。――どやら、飲める薬は上の方にあるようだ。

 :しかし、その壜はきみの伸ばす指先より1mは上にあり、取るためにはなんとかして手を届かせなければなりません。

 :周囲のものを使って足場を作ってもいいですし、【跳躍】や【登攀】を使ってもいいでしょう。

 :/

だれか:考えるより先に動いてしまうので、そのまま跳躍しようと試みます。

 :では、跳躍をどうぞ

だれか:CCB<=80
Cthulhu : (1D100<=80) → 28 → 成功

 :きみは高く飛び上がり、いくつかの薬を手にすることができる。

 :【回避】をどうぞ。

だれか:CCB<=28
Cthulhu : (1D100<=28) → 48 → 失敗

 :きみは薬を取ることができましたが、着地の際にマネキンにぶつかり、下敷きにしてしまいます。

 :マネキンに亀裂が走り、悲鳴と共に赤い液体が吹き出します。

 :[1/1D3+1]のSANチェックです。

だれか:CCB<=60
Cthulhu : (1D100<=60) → 19 → 成功

KP:きみのSAN値が1減少しました。 (SAN:60->59)

 :薬を飲みますか?

だれか:「うわ」
と小さく声をあげつつ、首を横に振って壊れたマネキンから目を逸らします。
薬は飲みます。

 :手に入れた薬を飲むと、頭痛はすっと治まります。きみが一息ついたとき、自分が鍵を持っていないことに気がつきます。

 :周囲を見渡すと、鍵が床に落ちています。どうやら薬を取ろうとした時に落ちてしまったようです。

 :【聞き耳】を振ってください。得意であれば、80を。そうでなければ初期値(25)をどうぞ。

だれか:CCB<=80
Cthulhu : (1D100<=80) → 4 → 決定的成功/スペシャル

 :すばらしい。

 :きみは少し離れた所から、何かが走って来るのがわかるでしょう。

 :そちらの方を見ると、棚の角から小さなマネキンが飛び出してきます。

 :それは腕を振り、二足歩行で走り、一直線に鍵を目指しているようです。

 :このままだと、鍵を取られてしまうでしょう。

 :/

だれか:「えっ……何だよあれ」
動揺しつつも慌てて奪われないように、その鍵に覆い被さるようにディフェンス!してから自分が鍵を取ってしまおうとします。

 :ディフェンス!鍵は無事に取れた。

 :その小さなマネキンは、人間の幼児ほどしかありません。

 :小さなマネキンは、きみの裾をくいくいと引っ張り、その鍵が欲しいと伝えたそうにしています。

 :/

だれか:「……なんだ。これが欲しいのか?使った後返せるのか?」
しゃがみこんで慣れた様子でマネキンに話しかけます。
首を縦に振ったりして返事をしてくれたりする様子はありますか?

 :そう尋ねられると、小さなマネキンはきみの方に顔を向け、その場から走り出してしまいます。

 :後を追いますか?

だれか:後を追いかけます。

 :小さなマネキンは時折立ち止まり、きみの方を振り向く。そしてきみが近付いてくると、また走り出す。

 : 

 :小さなマネキンの後を追うと、少しだけ開けた場所に辿り着きます。

 :そこには、大きなクッションに身体を預けた妊婦のマネキンがありました。

 :妊婦のマネキンに近付くと、お腹の所に小さな鍵穴が開いていることがわかるでしょう。

 :/

子供好き:「この人の為に?」
と、小さなマネキンに問いかけるように呟きました。
それから頭を抱えてやれやれといった様子で
「どうぞ。自分でやれるか?」
と鍵を差し出してみます。

 :小さなマネキンは鍵を受け取ると、妊婦の鍵穴にさそうとします。

 :しかし、白い鍵では鍵穴に入ることはなく、到底開けることはできそうにない。

 :小さなマネキンはしょんぼりしながら、受け取った鍵をきみに返そうと差し出しました。

 :/

子供好き:それを見て瞬きをしつつ、鍵を受け取りつつ小さなマネキンに
「この人に合う鍵、一緒に探そうか?」
と言ってみます。

 :ぱっときみを見上げたようなマネキンは、どこか嬉しそうに見えるかもしれない。

 :さて、

 :どこかにあるかも知れない小さな鍵のため無数のマネキンを調べるのは、些か非現実的な作業です。

 :ふと、きみの目が、妊婦のマネキンの頭に留まる。そこには、1本のヘアピンがきらりと光っている。

 :さあ、きみは細かい針金を器用に動かし、鍵を開ける特技を持っていましたか?

 :あるいは運を天任せに、部屋を手当たり次第探していきますか?

 :それとも別の手段を探しますか?

 :例えば、なんとかして鍵を作ったり、こじ開けたり、切り開いたり…いっそこの場から立ち去ることもできます。

 :/

子供好き:「よし」
子供が喜ぶのを見ていると、何だかとても嬉しく懐かしく感じて微笑みを浮かべました。
鍵を開ける特技はないので、運に任せて取り敢えずひたすらに探し回ります。
何かを探し回るのには、何だか慣れてるので。
見つかるかは別として!

 :では、【幸運】をどうぞ

子供好き:CCB<=65
Cthulhu : (1D100<=65) → 48 → 成功

 :きみは手当たりしだいに、部屋を探し回る。

 :――ふと、妊婦の鍵穴に合いそうな鍵を、幸運にも見つけることができた。

 :きみはその鍵を使い、お腹の中身を開いて見ることができるでしょう。小さいマネキンに渡すこともできる。

 :/

子供好き:「あった。これだろう?今度こそきっと、大丈夫だ」
鍵を拾い上げて、それを小さなマネキンに差し出します。
この子がやるべきなのではないか、と感じたので。

 :はい。では、小さいマネキンは鍵を受け取って、お腹を空けるでしょう。

 :一緒に、中を見ますか?

子供好き:一緒に見ます。

 :妊婦のお腹の中に1枚の紙が入っている。そこには、こう書かれている。

 : 

 :「生まれてきてくれて、ありがとう」

 : 

 :それを読むのと同時に、どこか懐かしい女性の声がきみの頭をよぎり、胸が温かくなる。

 : 

 :──気がつくと、いつの間にか、子供も、妊婦のマネキンも、棚も、他のマネキンも、

 :この部屋で手に入れた道具の類も、全てが消えていた。

 :あるのは、少し遠くに見える入ってきた扉だけです。

 :/

子供好き:自分も母親に感謝しないと、なんて思いつつも、先程まで動いていたマネキンがいなくなって寂しさに浸ったり。
暫くぼんやりして、気力が戻ってから扉から外に出ようとしてみます。

 :きみが扉に戻ろうとすると、その前に1体のトルソーが置いてあります。

 :首には小さな看板がかけてあり、こう記されています。

 : 

 :『あなたは荒れ果てた戦場にいる

 : 銃弾が飛び交い、遠くないどこかで爆音の響く中

 : 目の前には二人の人物がいる。

 : 

 : 一人は、あなたの愛する人。

 : 一人は、戦争を終わらせることのできる指導者。

 : 

 : 二人は、今まさに死に瀕しており

 : あなたはどちらか片方しか助けることはできない。

 : 

 : 貴方はどちらを助ける?』

 :/

子供好き:愛する人、と聞いて何となく先程のマネキンが頭に過ります。
自分はずっと、そういう大切な、愛する何かを守りたくて生きてきたような。
そんな事が頭に浮かぶと、もう選択肢は一つしかなくて。
「俺は愛する人を助ける」
と、口に出します。
それを言うと、何だか凄く虚しい気持ちになりながら。

 :きみの答えを聞き届けたトルソーは、ガラガラと音を立てて崩れてしまいました。

 :きみの目の前には、白い扉だけがあります。

 : 

 :きみが扉をくぐると、『4』の鍵と同様に『2』の鍵も砂のように崩れ、きみの手からこぼれ落ちてしまいます。

 :そして白い扉と黒い扉の真ん中に、既に鍵が落ちているのがわかるでしょう。

 :その鍵には『3』と書いてあります。

 : 

 :その時きみは、微かな音を聞きました。

 :【聞き耳】をどうぞ。

子供好きの男:CCB<=80
Cthulhu : (1D100<=80) → 10 → スペシャル

 :よきよき

 :きみは、その声が女性の声だとわかります。

 :声は、誰かに呼びかけているようです。

 : 

 :「目を覚まして…」

 : 

 :そう聞こえました。

 :/

子供好きの男:少し驚いて目を丸くしつつ、辺りを見回しました。
誰かが自分の目覚めさせようとしている、と気付いて少し首を傾げます。
そんな相手、いただろうかなんて。

また呆けかけて気を取り直し、鍵を拾って二つの扉を見ます。
何か変化はありますか?

 :扉に変化はありません。

子供好きの男:じゃあそのまま白い扉に鍵を差し込んで、中に入ってみようとします。

 :きみが『3』の鍵で白い扉を開けると、その先にはまるで黒をべたりと貼り付けたかの様な暗闇が広がっています。

 :先になにがあるのかは全く見えません。

 :中に入りますか?

子供好きの男:一瞬躊躇うけど、先程の声を聞いた以上先に行かなきゃいけないと感じて踏み込みます。

 :きみは突然、がくんと前につんのめってしまいます。

 :すぐに分かるでしょう。

 : 

 :ここは──床がない。

 : 

 :このままではきみは落ちてしまうでしょう。

 :DEX×5を振ってください。

子供好きの男:CCB<=(14*5)
Cthulhu : (1D100<=70) → 56 → 成功

 :きみは咄嗟に扉の縁を掴むことができました。ですが、ここから身体を持ち上げなくてはいけません。

 :STRの値を決定します。3D6を振ってください。

子供好きの男:3d6
Cthulhu : (3D6) → 12[2,4,6] → 12

 :では、STR×5を振ってください。

子供好きの男:CCB<=(12*5)
Cthulhu : (1D100<=60) → 53 → 成功

 :きみは無事、扉によじ登り、白い空間に戻ることができました。

 :そして、白い空間の周囲を見回した時、背後で白い扉がばたんと音を立てて閉まる。

 :白い扉には、文字が刻まれています。

 : 

 :『貴方の中に真実が眠っている

 : しかし、真実は辛く、理不尽で、貴方を幸せにするとは限らない。

 : 貴方が欲するのは

 : 

 : 苦く素っ気なく、真実を突きつける言葉か

 : 真実を伏せ、甘く優しく癒してくれる言葉か 』

 :/

子供好きの男:文字を見て、考え込みます。
それを読んだ時、何処かで真実と向き合わねばならないと自分の中の何かが囁いてきて。
少し冷や汗を垂らしつつも、
「真実を突きつける言葉だ」
と口にしました。
甘い言葉を選んでしまったら、何故だか生きている資格を失ってしまうような気がしました。

 :きみが答えても、その空間に何も変化はありません。

 :鍵を見ると、きみは気付くでしょう。『3』の文字が、ぐにゃりと変形して『1』になっています。

 :それと同時に、きみは白い扉に書かれていた文字がいつの間にか消えている事にも気付きます。

 :/

子供好きの男:「……どういう事なんだ」
大きな溜め息を吐きながら、鍵を確認します。
次に進めば良いのだろうかと立ち上がって、数字が変化した鍵を白い扉に差し込もうとしてみます。

 :鍵を回せば、かちゃり、と。

 :きみがその鍵で扉を開けると、その向こうには暗い部屋が広がっています。

 :中に入りますか?

子供好きの男:中に入ります。

 :その部屋で目につくのは、全身をぐるぐると包帯で巻かれた1体のマネキンでしょう。

 :よく見ると、本当にマネキンなのか怪しいかもしれません。

 :『2』の部屋では見たことのないマネキンですし、

 :『2』の部屋のマネキンとは違い、包帯越しとは言え顔の凹凸があるようです。

 :/

子供好きの男:それを見た瞬間、嫌だな、と感じました。
もし本物の人間だったらと思い、慎重に近づいて。
軽くその表面に触れてみようとします。

 :きみの指が、それに触れた。

 :突如きみは炎に包まれる。獰猛な肉食獣のように、火はきみの服を、肌を、髪を燃やしてゆく。

 :あまりの痛みにきみの頭の中は真っ白になる。今にも気絶してしまいそうだ。

 :痛みに耐えられるかどうかの判定です。CON×5を振ってもらいます。

 :CONの値を決定します。3D6を振ってください。

子供好きの男:3d6
Cthulhu : (3D6) → 12[5,2,5] → 12

 :CON*5をどうぞ

子供好きの男:CCB<=(12*5)
Cthulhu : (1D100<=60) → 8 → スペシャル

 :よき。

 :きみはその炎の痛みに耐えきります。そして、この炎は幻覚だとも気がつくでしょう。

 :……きみは、この痛み自体は、自分が知っているものだとも思うでしょう。

 : 

 :そしてきみは気付きます。先程まであったマネキンが消えており、代わりに1台のレトロな映写機が置かれていることに。

 :映写機にはフィルムがセットされていますが、錆び付き、壊れてしまっているようです。

 :さて。

 : 

 :きみはどれだけ幅広く、どれだけ深い知識を、人生の中で得ていましたか?

 :EDUの値を決定します。3D6+3を振ってください。

子供好きの男:3d6+3
Cthulhu : (3D6+3) → 11[1,5,5]+3 → 14

 :きみのその知識を活かし、映写機を直すことができるかもしれない。

 :【知識】をどうぞ

子供好きの男:CCB<=70
Cthulhu : (1D100<=70) → 95 → 失敗

 :映写機はうんともすんとも言いません。もう一度やり直しても構いませんし、他の方法を試してみても構いません。

子供好きの男:「……映写機なんか使った事がない、気がする。直せるのかこれ……?」
戸惑いつつも、これ以上壊して使い物にならなくなったりはしないように、丁寧に扱います。
もう一度記憶の中の知識を漁って、どうにかそれを直そうとします。
もう一度【知識】振りたいです!

 :では、どうぞ!

子供好きの男:CCB<=70
Cthulhu : (1D100<=70) → 89 → 失敗

 :知識を漁る。手を動かす。……それでもやはり、映写機は直らない。

 :例えばきみは、知識の他に。機械を直す技術を持っていたりとか。もしくは、運を天に任せるのも一つの方法でしょう。

 :もちろん、もう一度知識を漁っても良い。

子供好きの男:「……くそ、叩いたら直らないか?」
とんとんと軽く叩いてみます。
頭で考えたりするよりも、そのまま運に任せようとしちゃいます。脳筋。

 :では、【幸運】をどうぞ。

子供好きの男:CCB<=65
Cthulhu : (1D100<=65) → 99 → 致命的失敗

 :おっと。

 :がんがんがんっ べしんっ

 :……叩いても叩いても、やはりうんともすんとも言わない映写機。

 :……さて、どうしようか。何を試しても良いですよ。

子供好きの男:「どうして何も言わないんだ。実家のテレビは叩いたら直った気がするんだが?」
あまりにも手応えがないので、妙な威圧をしつつ腕を組みました。
でも機械の技術なんてないので、一回深呼吸。
そしてもう一度、ちゃんと知識を使って直す作業に取り組みます。頑張ります。

 :では、知識をどうぞ!

子供好きの男:CCB<=70
Cthulhu : (1D100<=70) → 1 → 決定的成功/スペシャル

 :?

 :はい。

 :何度も何度も何度も試して、ようやく、映写機が動き出す。

 :直った映写機はひとりでにリールがカラカラと音を立てて回り始めます。

 :同時にパチンと電球の付く音がして、レンズから光が伸びる。

 :それと同時にこの場を照らしていたライトが消え、目の前の空中にまるでスクリーンがあるかのように、映像が映し出されます。

 :流れ始めるのは、白黒のアニメーションだ。

 : 

 :そのアニメーションは、このような内容です。

 : 

 :『ある鳥の巣が映し出される。

 : 母鳥は優しく、一緒に生まれた兄弟達も健やかに育っている。

 : 

 : その中で、1羽の雛に焦点が当たる。

 : 雛は巣の中でも一番元気で、

 : 好奇心が強く、お調子者だ。

 : 

 : ある日、雛は母鳥の言うことを聞かず

 : 勇猛にも巣を飛び出す。

 : まだ羽を動かすことに慣れず、

 : 空を飛ぶ姿も危なっかしい。

 : 

 : けれど世界は美しく、

 : 驚きと感動に満ちていた。

 : 

 : だがそんな時、雛は鷹に見つかる。

 : 雛は必死に逃げるも、

 : 鷹は悠々と追ってくる。

 : 相手は、歴戦の猛者だ。

 : ついに雛は疲れ果て、羽の動きが鈍くなる。

 : 

 : 背後から、狙いを定めた鷹が

 : 猛スピードで迫り───

 : 

 : 

 : カシャリという音とともに、

 : 突然映像が途切れてしまう。

 : そして、こんな文字が映し出される。

 : 

 :  貴方はこの雛が

 :  この後どうなったと思いますか? 』

 :/

子供好きの男:「——ッ」
その映像を見て、男の顔は真っ青に染まりました。
兄弟、一人出ていってしまった雛、幼い雛を容赦なく襲う自然。
そのどれもが、決して他人事には思えなくて。
辛そうに胸を押さえ、項垂れながら答えを出します。

妹想いの男:「————生きている」
それは願望に近い言葉だと、自分で理解してはいました。
そんなの普通なら有り得ないだろう、と何処か冷酷な自分もいました。
それでも、
「その雛は、生きている。きっと生きている。兄弟や母が駆けつけて、きっと」

「生きている」

生きていて欲しい。
そう、心から思いました。

 :きみがそう答えると、映写機からの光がぶつりと途切れました。

 :部屋はまっくらになり、入ってきた白い扉だけが、この暗い部屋でうっすらと白い光を漏らしています。

 :/

妹想いの男:「…………」
早鐘を打つ心臓を鎮める為に、暫くその場に佇みました。
静かな場所に独りでいると、何処かから波の音が聞こえてくるような気がします。
一度思い出してしまうと、中々それは頭から離れてくれなくて。
やっとの事で落ち着けば、早足でその部屋を出ようとします。

 :きみが扉を出ると『1』の鍵はまた崩れてしまいました。

 :しかし、次の鍵は現れません。

 : 

 :その時。

 :きみの耳に、女性のすすり泣く声が聞こえてきました。

 :声は、黒い扉から聞こえてきているようです。

 :/

妹想いの男:「……やめてくれよ」
女性のすすり泣く声に、吐き捨てるように呟きました。
女性が泣いていると、そのどれもが自分を責め立てているようで恐ろしく感じて。
救えなかった自分に、“妹”が縋りついているような気がして。
海の底に沈んで、息が出来なくなるようなそんな気持ちになります。

だけど、男は黒い扉の前に立ちます。

 :――――では、その前に。

 :その瞬間、きみの背後で閉じていた白い扉が、ぎい、と開きました。

妹想いの男:それから、扉が開くか確認します。

 :白い扉に遮られたように、黒い扉からの声は、聞こえなくなってしまいます。

 :/

妹想いの男:「……」
黒い扉に進もうとしていたのに、白い扉が開いたのに少し驚いて肩が跳ねました。
それから白い扉の先を、覗き込んでみます。

 :白い扉の向こうには、薄く照らされた道が続いています。

 :その先にはもう1枚の扉があり、向こう側が明るいのか、輪郭が仄かに光っている。

 :その扉の先からはトントントントンと小気味よい音が響き、美味しそうな香りがふわりときみの鼻腔をくすぐる。

 :/

妹想いの男:その音を聞いて、何となく自分の傷が多い掌を広げて眺めました。
昔は料理を頑張ってやろうとしていたな、と思い返しつつも扉に向かい、その先を確認する為に明けようとします。

 :扉を開けると、そこは食卓です。

 :キッチンには一人の女性が立っており、きみに気付いて振り返ります。

 :ほっとしたような笑みを浮かべ、彼女は言います。

**:「おかえりなさい。」

 :きみは、この女性が自分の母親であると思うでしょう。

**:「勝手に出て行っては駄目じゃない。心配したのよ? ほら、もうすぐごはんができるから、座って待っていてね。」

 :/

妹想いの男:「母さん!?……や、いや、なんで……」
其処にいた女性が母親だ、と認識すれば男は動揺を露にしながら駆け寄ります。
それからその姿をじっと見つめて、唇を噛みました。
「母さんなのか?」
話しかけて、答えが返ってくるか分からないけれど。
聞かずにはいられませんでした。

**:「あら、もちろんよ。何を言っているの?」

 :母親はくすくすと笑います。

 :と、ふときみは部屋にかけてある鏡に気づき、

 :そこに、一瞬だけ化け物としか言いようのない姿が映ったことに気がつき、ぎょっとします。

 :しかし、瞬きをすれば映っているのはただの自分自身です。

 :恐怖と困惑に駆られ、[0/1D3]のSANチェックです。

妹想いの男:CCB<=59
Cthulhu : (1D100<=59) → 22 → 成功

 :きみは、少しだけ驚いた。

 :鏡にはもうきみ自身しか映っていませんが、もう一度よく見てみますか?

妹想いの男:よく見てみます。

 :鏡をよく見る。……やはり映っているのは、きみ自身だ。

 :すると、母親がきみに近付いてきます。

**:「あら、すごく怖い思いをしたのね。顔が真っ青よ?

**: でも、もう大丈夫。ここでお母さんと一緒にいれば、怖いことなんてなくなるわ。」

 :母親はそう言って、きみを抱きしめようとします。

 :/

妹想いの男:「あ」
温もりを感じて、硬直してしまいます。
母親に会ったのはもう随分前で、正直声すらもあやふやで、幼い頃だったからか顔すら朧気で。
それでも何故かその顔もこの温もりもとても懐かしくて、黙り込んでしまいました。
母親と自分の姿は映ってますか?

 :映っていますね。

妹想いの男:されてます!

 :母親はきみを抱きしめ、頭を撫でながら優しく語りかけます。

**:「だから、こんな鍵はもういらないわよね?」

 :そうして、きみがいつの間にか握りしめていた『黒い鍵』を、すっと取り上げてしまいます。

**:「いいのよ。ここが、あなたの現実。あなたの世界。私とずっとここで暮らしましょう?」

 :きみが握っていた黒い鍵は、今、母親が持っています。

 :もし、きみが鍵を取り戻したいのなら、何らかの技能が必要です。

 :考えてみてください。きみは、どのような技能を必要としていますか?

 :どんな能力があれば、鍵を取り戻せるでしょうか?

 :/

妹想いの男:あまり乱暴な事はしたくないけど、多分掠めとるような力もないので、食卓にある物とかを投擲しようとしたいです。

 :分かりました。では、きみは近くにある醤油差しを手に取ることができる。投擲を80にして、どうぞ

妹想いの男:CCB<=80
Cthulhu : (1D100<=80) → 85 → 失敗

 :シークレットダイス

 :きみがどこへともなく放り投げた醤油差しは、母親には当たらず床に転がる。けれど、

 :母親はその行動に少し驚いたようで。――鍵を、かすめ取ることができそうだ。

妹想いの男:心の中で謝罪しつつも、鍵を掠め取ろうとします。

 :鍵を奪ったきみを、母親は信じられないような目で見つめ、傷つき、とても悲しんだ顔をしています。

**:「どうして?どうして、逃げようとするの…?」

**:「お外はあんなに恐ろしいのに。ほら。」

 :そうして、すうっと窓を指差す。

 : 

 :窓の外に、自分が立っている。そこには、無数の自分と、──恐ろしい世界が広がっている。

 :自分が、逃げ惑い、叫び、そして為す術もなく死んでゆく。

 :化け物に噛み砕かれる自分。泡を吹き首を掻き毟る自分。砂と化し崩れ落ちる自分。

 :苦痛を受け死ぬ姿が延々と繰り返され、その度に、悲痛な心の叫びがきみの中を過ぎ去る。

 : 

 :果てのない恐怖を感じ、[1/1D6]のSANチェックです。

妹想いの男:CCB<=59
Cthulhu : (1D100<=59) → 54 → 成功

KP:きみのSAN値が1減少しました。 (SAN:59->58)

 :母親が、きみに語りかけます。

**:「ほら、すごく、すごく怖いでしょう。だから、その鍵をお母さんにちょうだい?」

 :そう言って母親が指差したきみの手の中には、取り返した『黒い鍵』が握られている。

 :/

妹想いの男:地獄と呼ぶに相応しい光景が、窓の外に存在していた。
あれがきっと、この巣の外なのだろう。
それを恐ろしいと思わない程、自分の精神は強くない。
死にたくないという気持ちは、ちゃんと自分の中に在る。

だけど、男は母親の方に向き直ります。
「母さん」
そう呼んで、言葉を続けます。

妹想いの男:「俺は、家族の為にも外に出なくちゃいけないんだ」
「家族が見られなかった世界を見る為に、生きなきゃいけない」

そう言って、窓を横目で見ます。
その窓はきっと悪い所を切り取っているだけで、世界はそんなものだけではないと、男は思います。
確かに苦しくて辛い事は多いけれど、幸せな事も沢山ある。

愛する人達を助けられなかった分、それを背負い、真実に背かない。
その使命を果たす為、自分は外に出なければ。

妹想いの男:「父さんも母さんも、妹も。もう外にはいないけど」

妹想いの男:「————それでも、俺は行くよ」

 :そこで突然、きみの脳裏に黒い扉のヴィジョンが浮かびます。

 :そして、はっきりとそこから母親の声がするのが聞こえるでしょう。

 : 

 :「お願い、目を覚まして…」

 : 

 :震える、切実な願いのこもった声が。

 : 

 : 

 :すすり泣く声で、きみの意識は食卓へと引き戻される。

 :扉の前で、母親が顔を覆い涙を流している。

**:「どうして…どうして…。外には、本当に辛い現実が待っているだけなのよ。」

**:「私は、あなたに幸せになって欲しいのに。」

 : 

 :指の間から、涙に濡れる顔が見えます。

 :その表情は疑う余地もなく、心の底から悲しんでいる様です。

 :――鍵は、渡しませんか?

家族想いの男:「もしこの先が不幸ばかりでも、母さんがくれた人生を投げ捨てるのは嫌だな」

「もう少しだけ、待っててくれ。俺もいつかは、空に戻るから」

「……その時は、皆で幸せに過ごそう」

鍵は渡さず、そんな言葉だけをかけました。

 : 

 :…その時、

 :母親の泣き声にエコーが掛かる。

 :声が、部屋の中で反響し歪んでゆく。

 :顔を覆う手と足が、粘着質な音を立てて蠢く触手となる。

 :身体が膨張し、至る所に血管の浮いた筋肉が盛り上がる。

 :片翼だけの翼が生え、割けた横腹に牙の不揃いな口ができる。

 :左胸に張り付いた母の顔が、大粒の涙を流しながら微笑み、囁いた。

 : 

**:「イッテハ、ダメヨ。

**:     アナタヲ マモッテ アゲル。」

 : 

KP:母親が異形の存在に変貌する様を目撃し、[2/2D4]のSANチェックです。

家族想いの男:CCB<=58
Cthulhu : (1D100<=58) → 26 → 成功

KP:きみのSAN値が2減少しました。 (SAN:58->56)

 : 

 :さて。

 :ここから戦闘ラウンドに入ります。

 :「母親」は扉の前に立ちふさがっています。

 :扉の向こうへ行くためには、その横をすり抜けるか、何らかの手段で「母親」をそこからどかさなくてはいけません。

 :そして、きみの手元からピシリと甲高い音がしました。

 :見ると、手の中の黒い鍵に大きなヒビが1本走っています。

 : 

 :何か質問があれば、受け付けます。

家族想いの男:ヒビの入り方ってどんな感じですか?

 :そうですね、大きなヒビは縦にがっつりと入っている。

 :それは、

 :――余り保たないことをきみに知らせているようだ。

家族想いの男:その場ってまだ食卓とか残ったままですか?

 :残っています。

家族想いの男:食卓をひっくり返したりして大きな音を立てて、そっちに注意を引き付けようと試みたいです。

 :なるほど。では、それはラウンド行動と取ります。

 :戦闘に入っても、よろしいでしょうか?

家族想いの男:大丈夫です!

 :わかりました。では、戦闘に入ります。

 : 

 :━━━━━━━━━━━━━━━━━1R

 :きみの手番です。

 :食卓をひっくり返す、とのことですね。

 :ひっくり返すのであれば、STR*5をどうぞ。

家族想いの男:CCB<=(12*5)
Cthulhu : (1D100<=60) → 75 → 失敗

 :きみは、テーブルをひっくり返そうと腕に力を込める。

 :けれど、母親が目の前で変貌した様を見たからか、うまく力が入らない。が、

 :食卓の上の、食器や、料理が、音を立てて床に落ちていく。母親の視線はちらりとそこへ向く。

 :――もし、今。

 :その横を無理矢理でもすり抜けるのであれば、DEX*5をどうぞ。

家族想いの男:手が震えて、思い通りの動きには至らなかった。
だけど、少しの隙が出来たのを見て、男はすぐに飛び出した。
その先に行かねばならないと、その脚に力を込めた。

家族想いの男:CCB<=(14*5)
Cthulhu : (1D100<=70) → 97 → 致命的失敗

 :――――足が震える。上手く、動かない。

 :下手に力を込めた足はもつれて、きみは母親の前で転んでしまった。

 :母親の手番です。

 :こけたきみに、触手が振りかぶられる。

 :転んでいるきみは、回避することができません。ダメージを負うことになりますが、

 :SIZの値を決定します。2D6+6を振ってください。

家族想いの男:2d6+6
Cthulhu : (2D6+6) → 9[6,3]+6 → 15

 :1d3 触手ダメージ
Cthulhu : (1D3) → 2

KP:きみに2のダメージ!(HP:14->12)

 :きみの身体は、触手に思い切り打たれる。

 :打ち付けられる痛みがきみを襲うだろう。――母親の手番は、これで終わります。

 : 

 :━━━━━━━━━━━━━━━━━2R

 :ピシリ、と鍵から音がする。……今にも崩れてしまいそうだ。

 :きみと、母親の手番は同時です。

 :このまままたすり抜けようとするならば、DEX*5を振っていただきます。ただ、

 :何かしら【戦闘技能】を思い出してひるませたり、また投擲を行って気をひかせたり、

 :あるいは【言いくるめ】て嘘をつき油断をさせたり。

 :あるいは――他の、なにかしらで。

 :提案があれば受け付けます。

 :どうしますか?

家族想いの男:とある運動の為に脚を特に鍛えていたのを思い出して、【戦闘技能】のキックを思い出したいです。

 :わかりました。キックを80にしてください。

 :母親に対してキックでしょうか?

家族想いの男:そうします!

 :わかりました。では、キックをどうぞ

家族想いの男:海を思い出しました。
大好きでいて、大嫌いになってしまった海を。
——そうだ、自分はずっと泳ぎに関わっていたのだと、男はふと気が付いて。

大好きだった泳ぎの為に鍛え上げたその脚で、母親に対して蹴りを放ちます。

また、外に出てあの忌々しくも美しい海を見る為にも。

家族想いの男:CCB<=80
Cthulhu : (1D100<=80) → 81 → 失敗

 :きみの足と――母親の触手は同時に動いた。

 :触手と交差するように、けれど、脚はそれを掠めていく。

 :2d3
Cthulhu : (2D3) → 2[1,1] → 2

KP:きみに2のダメージ!(HP:12->10)

 :きみの身体を触手が打ち付ける。――けれど、その痛みは先と殆ど同じだ。

 :ただ、打ち据えた手応えに、僅かに母親が気を緩めたように見えるかもしれない。

 :触手がきみを抱きしめようと伸びる。――するり、するりと、

 :きみの脚は――――まだ、動くはずだ。母親は油断をしている、だから、きみはきっと

 : 

 :【跳躍】をどうぞ。

家族想いの男:「ッ……」
何処かで、母親を傷つけたくないとでも思っているのでしょうか。
さっきから自分の動きは、思い通りにはいきません。
痛みに苦悶の表情を浮かべつつも、男は脚にもう一度力を込めました。

「……俺は、生きるんだッ!!!」

家族想いの男:CCB<=80
Cthulhu : (1D100<=80) → 16 → スペシャル

 :ーーーーーーー床を、蹴る。

 :きみの身体は宙を舞う。それは、高く、高く。母親の腕から抜けて、跳び上がる。

 :生きたいという、きみの強い思いは、

KP:母親の歪な思いを、大きく、超えた。

 :目の前に、扉だ。

 : 

 :きみが扉から飛び出すと、怪物と化した母親はなぜか追いかけては来ないようです。

 :きみの目の前には、入ってきた白い扉が、道の向こうに見えるでしょう。

 : 

 :きみが白い世界に戻ると、周りからパキパキと金属の崩れるような音が響いています。

 :白い世界が端から音を立てて崩れているのに気付くでしょう。

 :白い大地は砕け、粉々になった破片は底の見えない闇に落ちていくことがわかります。

 :崩壊は、きみの居るふたつの扉の近くにまで迫ってきている。ここが崩壊するのも時間の問題だろう。

 : 

 :黒い扉を見ると、そこには鍵穴ができている。

 : 

 :鍵を、さしますか?

海翔:「…………父さん、母さん、夕美」

「——いってきます」

鍵を、さします。

 :今にも崩れそうな鍵、けれど、それは確かにそこにしっかりとはまる。

 :――――扉に文字が浮かび上がる。

 : 

 :『貴方は誰?』

 : 

 : さあ、

 : 私は貴方に問いたいのです。

 : ここで貴方が得た力は本当に、

 : 貴方自身のものですか?

 : 貴方は、貴方本来の姿を

 : 思い出すことができますか?

 : 

 :きみの本来の姿を見極めるために、INTとAPPを決定します。

 :INTの値を決定します。2D6+6を振ってください。

海翔:2d6+6
Cthulhu : (2D6+6) → 8[4,4]+6 → 14

 :APPの値を決定します。3D6を振ってください。

海翔:3d6
Cthulhu : (3D6) → 9[2,3,4] → 9

 : 

 : 

 :最後の判定に入ります。今暫くお待ちを。

海翔:合ってます!

 : 

 : 

 : 

 : 

 :判定に入ります。1d100をどうぞ

海翔:1d100
Cthulhu : (1D100) → 3

 :はい。もう一度。最後の判定です。1d100をどうぞ。

海翔:1d100
Cthulhu : (1D100) → 28

 : 

 :ありがとうございます。それでは――――

 :エンディングに、入ります。

 

 : 

 : 

 : 

 : 

 : 

 

 :きみの意識は暗闇の中から浮かび上がる。そして、耳に微かな音が飛び込んでくる。

 :ぽたりぽたりと雫が落ちる音。無機質で一定のリズムを刻む電子音。

 :重たい目蓋を開くと、柔らかい光とともに、ぼんやり霞んだ世界が見える。

 :少しずつ、その世界は色を取り戻し、形を成していく。

 :目の前に広がるのは、白い色。

 :けれど今まで見てきた冷たく無機質な白ではなく、暖かな陽の光が揺れる白だ。

 : 

 :ようやく、それは天井だとわかる。

 :起き上がろうとしても、身体はとても重く、全身に激痛が走り、到底動かせそうにない。

 :なんとか首だけを動かし周囲を見回すと、一人の女性が驚いた顔で近付き、きみを覗き込んでくる。そう、母親である。

 :母親はきみの名前を呼び、良かった、良かったと涙を流す。

 :そして様々なことを話してくれる。

 : 

 :きみが事故に巻き込まれ、酷い火傷を負ったこと。

 :なんとか一命は取り留めたものの、1週間以上目を覚まさなかったこと。

 : 

 :きみは甘い夢よりも、大切な人が待っている現実を選んだ。

 :これからは、痛みと辛いリハビリが待っている。

 :困難を乗り越え、幸せな日常に戻れるかはわからない。

 :けれど、今はただ、――――目覚めの喜びに浸るといいだろう。

 : 

 : 

 : 

 : 

 :  □□── CoC Scenario「箱庭の鍵」 Ending-A ──□□

 : 

 : 

 : 

 : 

ひよんとふ:「七日空」がログアウトしました。


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